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よく晴れた日に、渋谷で待ち合わせ  5月4日(金)おやすみホログラム渋谷ジャック@渋谷街頭

 おやすみホログラムの「渋谷ジャック」に参加してきました。5月19日のワンマンライブの宣伝を兼ねた屋外ゲリラライブでした。GW中は特に予定を入れずに、ひたすらのんびりとしていたのですが、これだけは行かねばと思い参加しました。

 事前の告知では「14時に渋谷」という情報しか示されず、何をやるのかは当日まで秘密となっていたのですが、案の定の街頭ライブということで想定通りとなりました(笑) 

 

 

 道玄坂方面よりフライヤーを配りながら練り歩き、TSUTAYA前でライブをしました

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  「世界の終わり」「colors」の2曲を披露した後、センター街へ向けて行進が始まりました。

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 新曲「世界の終わり」と「colors」はMVも公開されており、それぞれカンパニー松尾氏と岩淵弘樹氏が監督を務めています。どちらもとにかく良い曲です。早く歌詞を読みながらじっくりと聴きたい・・・!!


【MV】おやすみホログラム「世界の終わり」 / OYASUMI HOLOGRAM [the end of the world]


【MV】おやすみホログラム「colors」 / OYASUMI HOLOGRAM [colors]

 

 3rdアルバムの『・・・』も大変素晴らしい1枚でしたが、あのアルバムから感じられた「力み」のようなものが、これらの新曲からは感じられません。良い感じに肩の力の抜けた、軽やかでハッピーな曲という印象です。2015年の呪縛から解き放たれて以後の最新型のおやすみホログラムは、今年も絶好調な予感に満ちています。

 お天気が良い中で聴いたし、春だし、MVも明るいし、そういったコンテクストのせいでそのように聞こえているだけかもしれません。ともあれ、5月4日はとにかく幸せな時間を過ごさせてもらうことができました。

 

センター街での行進は「colors」を歌いながら

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 5月19日のワンマンライブではアヒトイナザワも観られるということでみなさん行くしかないですよ! もうすぐ発売を控えているニューアルバム『4』でもアヒトさんが叩いています。

  

カナミルの空中戦。ポーズも表情も完璧です。 

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【2018年版】おやすみホログラムが、とっても面白いんです。

 2016年に、おやすみホログラムの魅力をプレゼンするような記事を書いたことがありました。あれから1年以上が経ちましたが、おやすみホログラムはますます成長を続けています。 2016年のおやすみホログラムが「ピッコロ大魔王を倒したときの孫悟空」だったとしたら、2018年現在のおやすみホログラムは「ベジータを倒したときの孫悟空」並みにパワーアップしています。あんまり的確なたとえではないかもしれないけど(笑)

 見ている側が思わずハッとするような変化と成長を、本当に1日刻み、1週間刻みという速度で遂げている最近の彼らの姿には感動すら覚えます。そんな成長期真っ盛りの彼女たちですから、その魅力や特徴も微妙に変化してきているように思っています。2018年現在のおやすみホログラムの魅力(であると私が考えていること)を、あらためてここに書き残しておきたいと思います。 

 12日(月)には、無料ワンマンが控えています! 2ドリンクだけでおやホロ3ピースバンドセットのライブを楽しめるなんてお得すぎる! 重大発表もあるらしいので行くしかないっすね。

 

 以前書いたもの

lucas-kq.hatenablog.com

 

①メンバーの歌唱力の仕上がり 

 特に顕著に変わってきているのはメンバーの歌唱力だと思います。定期的に行なっているアコースティックセットのライブに行くとそれがよく分かるかと思います。ところが、最近ではバンドセットのライブに足を運んだ時にも、成長していることが明らかに分かるくらいには歌声が違います。バンドの鳴らす音に全く負けない歌声。だから、久しくおやホロのライブから足が遠ざかってしまっている方には、バンドセットのライブをぜひ観に行ってもらいたいという気持ちです。

 もちろん、歌唱力の進化は音源からもうかがうことができて、新しい作品をリリースするたびに2人がレベルアップしているのを感じます。

 

②写真や動画のアーカイブがめちゃくちゃ豊か

 おやすみホログラムは、ライブやトークイベントの動画撮影・写真撮影・録音などが自由になっている珍しいユニットです。おやホロのオタクの中には、本当に素晴らしい写真や映像を残している方が何人もいらっしゃいます。

 おやホロは東京を拠点に活動している以上、どうしても東京近郊でのライブ・イベントの本数の方が多くなってしまいます。関東から離れたところにお住まいのファンの方にとっては、そういった記録の蓄積があることの意味はとても大きいのだと思います。最近になっておやすみホログラムに興味を持たれた方にも、これまでの物語を共有しやすい環境が整っているというのは大きな魅力であると思っています。

 

③高い強度で「キャラ立ち」した2人組である

 メンバーの個性がますます際立ってきているのも魅力だと思っています。二人ともキャラクターとしての強度がすごい。髪色だったり振る舞いだったり、良い意味で対照的な2人です。ライブの時はメンバーそれぞれが思い思いのパフォーマンスをしていて、統一された振り付けなども行っていません。最近だと、八月ちゃんはニコニコしながら不思議な踊りを踊る姿が目立ち、カナミルはクールに歌い上げつつ、時にスピーカーや柵によじ登るなどして熱く観客にぶつかっていくことが多い。

 しかし、無秩序というわけでは全くありません。オガワさんの作る音楽を中心として、ゆるやかなんだけど強いつながりが確実に2人の間にはあって、綺麗なハーモニーを奏でているというか。まとっている雰囲気や、振る舞いなどは全く違う二人なんだけど、自分たちなりの考えや意図を持ち寄って「おやすみホログラム」としての表現を届けることのできるユニットになったような気がしています。 

 

④歌詞が良い

 やはり、作品そのものの良さが一番大きいのは間違いないです。たびたび書いているかもしれませんが、私がおやすみホログラムのことを好きになったきっかけは、何と言っても歌詞に魅了されたということに尽きます。 それじゃあ、おやホロの歌詞のどこが良いのだろうかといつも考えるのですが、最近になってようやく、自分なりに言語化できるようになってきた気がします。

 それは、「ポジティブ&キラキラな愛や励ましの言葉では救われない人たちを救うことができる」点なのではないかと考えています。はっきり言って、おやホロの歌詞は切なかったり暗かったりするものが圧倒的に多いです。でも、悲しい気持ちになった時に、それらの言葉が心にそっと寄り添ってくれるのです。世の中には前向きな励ましの歌や、愛を伝える歌が溢れかえっているけど、そのような言葉や音楽では救われない夜だってある。

 プロデューサーのオガワさんのソロ曲で「ナイトバード」という作品がありますが、この曲は、音楽の力を信じたい気持ちと、無力感がごちゃ混ぜになった感情が歌われているように解釈できる名曲です。

リズムで、救われたい

リズムなんかじゃ救われない

リズムから逃げ出したい

リズムなんかじゃ救われないから

小川晃一「ナイトバード」(『Hello darkness, My old friend』収録)

 こうした葛藤を作品に昇華させたこともあるオガワさんだからこそ、どうしようもない夜をハッピーにしてくれたり、あるいは悲しみに寄り添ったりすることのできる作品を生み出せるのかもしれません。

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 以上、おやすみホログラムの魅力を2018年ver.として書いてみました!

 以下に私の特に好きなライブ動画を貼っておきます。素晴らしいアーカイブたちは観切れないくらい転がっていますので、予習や復習にどうぞ。 

 

 人気曲の一つ「note」は八月ちゃんの曲だと思っています。


note/八月ちゃん+小川晃一(おやすみホログラム) 2016/10/16

 

対して、「夜、走る人」はカナミルの曲というイメージ。「呼吸を止めて静寂を見てる」から始まるセリフみたいなパートは、カナミルの声にこそよく合う!


20151018カナミル生誕「夜、走る人」カナミルソロ おやすみホログラム@下北沢シェルター

  

 2月に行われたライブからの一コマ。この日の「slow dancer」と「drifter」は、映像で観ても神懸かったアツさです。


20180204 おやすみホログラム / slow dancer 〜 Drifter at 月見ル君想フ

  

 どんどんたくましくなっていくおやすみホログラム。世界に見つけてもらえますように。

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