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8/9 男だてらに中島健人くんソロコンに行ったら感動して泣いた。マジで王子はケンティしかいない!

8月9日の中島健人くんソロコンにいってきました。
13時からの回です。
Sexy secondのライブ以来の健人くん。ソロコンは初です。やはり圧倒的に女性だらけの会場でしたが、本当に数名だけれども男性もいて、少しホッとしました。
会場に入ると、モニターにはlove ken TVの文字が映し出されていて、ドキドキが高まらずにはいられませんでした。
セトリは明かさぬようにレポートをしたためていきたいと思います。
健人くんのパフォーマンスを見るなかで気付いたことや思ったことを自由に書いていきます。

席はアリーナ。何か良いことあるかなと期待しつつ開演を待つ。
会場が暗転していよいよ開演!
モニターにイメージ映像が映し出されます。
サングラスをかけた健人くんがビルに入ってくる姿を監視カメラでとらえたかのような映像。
そして健人くんステージに登場! 最高にキマっています!
オープニングにふさわしい、アガる神曲を披露してくれました。
最初からそれやるんかい!? っていう。
何曲か歌ったあとでステージ中央に歩み寄り、

「俺のこと好き?」
\ 好きー!! /
「じゃあ、付き合っちゃおうか?」

ぬおおおお!
これは高まります。
まずは正式に交際を開始して、それからめくるめくデートに繰り出すわけですね♪ 健人くんはライブのことを終始「デート」と言っていて、やはり彼は岡村靖幸及川光博堂本光一から連なる、王子の血統の正統なる後継者なのだなとしみじみ思いました。
初っぱなから飛ばしまくった健人くんはすっかり汗だくで、白いワイシャツが透け透けになってしまうくらいの発汗。
そこまで一生懸命踊ってくれていることにあらためて心を打たれるとともに、透けて見える二つのモノにドキドキしている自分がいました。
ちょうどチラリズムを歌っていたのだけれど、それ既にチラリを越えてますから!!!

ちなみに、白シャツで歌い踊る健人くんの姿からは、ファンシーゲリラの岡村靖幸を連想せずにはいられませんでした。
「ねえ三週間ハネムーンのふりをして旅に出ようよ」とか「君が大好き あの星空より 大好き 赤いワインより」とか「女の子のために今日は歌うよ♪」って健人くんにも歌ってほしい!!
あと、間奏中の「東京ベイベ! 俺はお前が大好きだぜ~!」って、いつ健人くんが言ってもおかしくないセリフでしょ!!


Okamura Yasuyuki - Daisuki (Live) - YouTube


ラブ風健人くんモードの健人くんも本当に素敵で、あの衣装を着こなせるのは地球上に彼しかいないなと感じました。
「地味で眼鏡の僕」を連呼するのがじわじわと笑いを誘い、最終的には、ラブノートに会場にいるみんなの名前を書く彼の姿は、千手観音のごとき輝きをたたえておりました。

健人くんは本当に、すべてのファンを幸せにしたいんだなと。そのことがビンビン伝わるライブでした。
このことはかなり重要で、健人くんがファンサをあまりしないこととも繋がっている気がします。>「俺は、このプログラムだけを通じて、全てのお客さんを完璧に満足させるし、最高に幸せにする。だから、特定の個人へのサービスは必要ない。」まるでそのように考えているかのような、徹底した目線運びと立ち居振舞い。健人くんの気合い(気! 愛!)は、パフォーマンスの隅々まで表れているし、目線とかファンサとかは全然必要なかった!

途中、重岡くんがステージに登場して、ひたすら可愛いだけのトークの時間になったのも最高でした。
「ほんまに、これはお前にしかできへんなー」
「これ、デートなん? そういうコンセプトなんや」
「このタイトル、TVってことなんや」
重岡くんの反応がとてもかわいらしい。
セットの階段を二人で登って仲良くてっぺんでニッコリしたり、階段降りるときに健人くんが「ガラスの靴落としていってもいいんだよ」と言ったことから始まった、即興コントも良かった。

健「シゲデレラ! これはあなたの靴ですか?」
シゲ「ぴったり合ったらどうなるの?」
健「俺とキスするんだよ」
シゲ「合わへんわ!」
二人「ギャハハハハハ」

イチャイチャしおって・・・笑
二人で舞台中央に腰下ろしてまったりお話ししたり、健人くんが照れながら重岡くんのことをバシバシ叩いたり、重岡くんが「二千人の前でお尻触るのやめてー!」って言ったり、ひたすら幸福に包まれた時間でした。
最後に重岡くんが

「健人はほんまにすごい。このまま続けていったら本当にオリジナルのすごい人になるで。俺は健人のことほんまに大好きやで」

と言ったのですが、親友からの偽りのない、最高の賛辞だったと思います。
初日には重岡くんから健人くんにメッセージを送ったそうなのですが、ただのメールではなくてボイスメールだったというから絆の深さに驚き。
これからも最高の友達でいてほしいですね。

 話は変わって健人くんの衣装についてなのですが、これが終始最高でした。
 最初はモノトーン。次に桜色の上下。セクゾのメドレーでは金色の西洋甲冑のようなジャケットを羽織り、SFディストピアの世界にいそうな青いジャケットに着替え、最後は普段着風の格好。
 この変化を見るなかで、勝手に私の脳内で再生された物語がありました。
 それは、健人くんは世界中の人々を幸せにするために何度も輪廻を繰り返している愛の伝道者なのではないかと。
ある時は一国の将として、ある時は近未来の若者たちのリーダーとして、ある時は不思議なノートを拾った新世界の神として、精一杯生き抜いた男の子であるという物語。
 あの中世の騎士のような金色の衣装。愛と平和のために力を尽くして戦ったけれども、敗軍の将として生涯を閉じたこともあったかもしれない。そこには忠臣マリウスと聡が傍にいたに違いないだろうし、風磨くんが健人くんとくつわを並べて、死力を尽くしたはず。勝利の名を負った皇子である勝利君は敗北の知らせを聞いてどれだけ胸を痛めて涙を流したことでしょう。
 またある時には、地味な眼鏡くんとして冴えない生を終えたこともあったかもしれない。しょりマリとふま聡のカップルを横目で見ながら、自分の本当の想い人(四人のうちの誰だったんだろう!)の名前をラブノートには書かず、人類の幸福のために人々の救済を書き込んだ健人くん。
 またある時には、荒廃した未来に希望をもたらすことができぬまま散っていったこともあったかもしれない。地球環境の荒廃により、大人になる前に命を落とすことが先天的に約束された体を抱え、自分の無力さに絶望しながら生を終えた五人の少年たち。
 でも健人くんの胸にあるのは永遠の愛を実現するという壮大な志だけ。

 そんな物語を夢想しながら聴いた、健人くん作詞の新曲「forever L」は胸にグッと来るものがありました。
 その前に流れた映像でも「人を幸せにしたい」という願いがストレートに述べられていたし。
 「もう負けないよ」というニュアンスの歌詞からは、不幸なままに幕を閉じた数々の輪廻を今生では挽回してみせるという、アイドルの自負を感じました。悲しいピリオドはもう絶対に打たないという切実な思い。
 この感覚は、勝利くん作詞の曲などでも共有されている気がするし、みんなを幸せにするためにアイドルになったというマリウスくんの発言とも通じていると思います。
 ジャニーズという巨大な文化の集積から生まれた若者たちが、過去の伝統を引き継ぎながらも、他方で巧みに自分達の身をずらしてオリジナリティを発揮し、より大きな救いのために必死に汗を流している。
もう僕は感動してしまって、涙を禁じ得なかったです。

ライブ終盤、
「今日のデート楽しかった?」
と言う健人くんの自然体がまぶしかったです。
壮大な野望がありつつも、重たさを感じさせない健人くん。
この会場にいる一人一人とのデートに、自分の背負った深い業は匂わせない。
軽やかに、指先までアイドルとして神経が行き届いた真の王子様。
次は僕らが彼に元気を与えたくなるような、繊細な一人の青年の姿が、普段着風の衣服に身を包んだ健人くんから垣間見えました。
今日もみんなに幸せをくれた中島健人くんに、そして、共闘している全世界のすべてのアイドルに幸あれ!