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もしもし、そこの読者さま

ライブアイドルのライブレポ、Sexyzoneのライブ・映画・アイドル関連本などの各種考察

あやまんJAPANの批評性 12/07(月)@渋谷o-nest 全力突破乙女(デスラビッツ、ラストクエスチョン、cyntia、つしまみれ、exist trace、あやまんJAPAN、おやすみホログラム)

おやすみホログラム ライブレポ(アイドル) 考察 アイドル論

 全力突破乙女、観てきました。仕事の後に駆け付けたので全ての出演者のステージを観ることはできませんでしたが、非常に楽しかったです。出演者はタイトルにも書きましたが、改めて記しますと以下のとおりです。出演順は、運営様のツイートを引用したものをご参照ください。

 

デスラビッツ

ラストクエスチョン

cyntia

つしまみれ

exist trace

あやまんJAPAN

おやすみホログラム

 

 私は、ちょうどexist traceのライブが終わる頃に会場に到着しました。一瞬しか観られなかったけれど、とてもカッコよかったです。宝塚的なカッコよさ・美しさを持った人たちという印象を受けました。

 その後すぐに、あやまんJAPANのライブが開始されました。私がnestのエレベータに乗ろうとした時に、ちょうどあやまんJAPANの皆さんがエレベータに乗りこむ瞬間を目撃していたのですが、ぎゅうぎゅうに詰めながら会場に入っていく彼女たちからは、すでにものすごいエネルギーが発せられていました。

 あやまんJAPANは「あやまん教RAP」を登場と同時に披露し、一気に会場を圧倒しました。新興宗教をパロった内容の曲で、合間合間に「やーまん、あやーまん」と執拗に連呼!笑 とにかく数とテンションの力で押し切って、会場はすっかりあやまん教の信者たちの集いと化しました。酒は振る舞うわ、あやまん教のポケットティッシュを会場中にばら撒くわで、みんなでゲラゲラ笑いながら盛り上がりました。

続いて披露したのが、大ヒット曲の「let it go」。大人から子供まで大人気のこの曲を、普通に歌うはずがないことは分かり切っていたので、どう出るのかなと思っていたら、案の定な展開でした。「ありのままの姿見せるのよ」のくだりで、あやまん社長がパンツを脱ぎだし、ステージに下りてお客さんの一人の頭にかぶせました。そのときの他のメンバーたちの「社長!? なにやってるの~? 大変!!」の白々しさといったら! 真正面から馬鹿馬鹿しいパフォーマンスをするのって、こんなにも痛快で面白かったのですね。

 続いて、王道アイドルソング風の超お下品ソングを披露。一番の歌詞が何の変哲もないアイドルソングである時点で、二番ですごいのぶっ込んでくるだろうなと思っていたら、これまた案の定。この曲は箸休め的な感じでした。そして最後は、「みなさんのおかげでした」を観ていた人たちにはお馴染みの「ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴー」。約束された笑いと感動が巻き起こりました。ジェットコースターもやったし、フルコースで彼女たちのパフォーマンスを堪能できました。

 あやまんJAPANユースの一人、きゃさりん先生が美女でした。

 

あやまん教ラップ

あやまん教ラップ

 

 

 そのあとはラストクエスチョンが登場しましたが、あやまんJAPANでお腹いっぱいのお客さんたちの多くは、物足りなさを感じていたような気がします。しかし、オタの皆さんの見事に組織化されたオタ芸と、皆さんの笑顔が本当に印象的で、多幸感に包まれた素敵な25分間だったと思います。不思議な感動を覚えてジーンときました。

 

 そしていよいよ、我らがおやすみホログラムの登場。月曜だし、おやホロオタの数はかなり少なくて、カナミルも八月ちゃんも、「(こんな現場)久しぶり」と思わず口に出していて面白かったです。「plan」「forever young」「tab song」「誰かの庭」「note」などを披露しました。お客さんが少なくて、いつもよりもやや乗りにくそうに歌っていた二人でしたが、最後はステージに降りて、何とかお客さんたちを巻き込もうと頑張っていました。

 途中のMCでは、水曜に行なわれる小川Pの生誕の告知と、木曜のカナミルのトークイベントの話(「あまり宣伝しないでいたせいで予約があんまり入っていない! やばい!」とのこと)などをしました。

 やはり、毎回二人の歌唱力が上がっているように感じます。八月ちゃんの安定感がすごい。カナミルも、自分の味を上手に出す方法が、どんどん洗練されています。それから、振り付けを無視して変顔を決めるカナミルさんの可愛さ。

 

 

 

この日一日を総括してみると、あやまんJAPANのパフォーマンスが、強烈に印象に残っていて、MVPは間違いなく彼女たちだと思いました。

そして、ライブアイドルも出演する現場に彼女たちがいることの意味について色々と考えました。というのも、彼女たちのパフォーマンスはご存じのとおり、過剰なまでに性的なので、アイドルと性の問題を思い起こさざるを得なかったのでした。

アイドルについて語る時に、「性的搾取についての議論とどのように距離をとるのか」「それに対して、どのような立場に立つのか」ということが時折問題として浮上してきます。様々なグループに見られる水着で歌い踊るPVだったり、AKBの握手会商法だったり、Bisが話題作りのためにやってきたショッキングな演出だったり、そういった「取扱注意」な事例は枚挙にいとまがありません。メンバー自身の受け止め方、ファンの受け止め方、第三者の受け止め方も様々で、「誰の快/不快に寄り添うのが正解なのか」というのは、答えを出すのが非常に困難な問題です。

 あやまんJAPANのパフォーマンスは、(こう言ってよければ)「真っ向勝負」です。受け手が胃もたれを起こすくらい「性的なもの」を次々と食らわせます。そこには、「『性的なものを利用した消費への動機付け』の隠蔽」は存在しません。性的搾取に関する議論そのものをぶっ壊すような、すごい破壊力がありました。それでも、あやまんJAPANのパフォーマンスに対して、「彼女たちもまた傷付いているのではないか」「無理をしているのではないか」「あれを能天気に楽しむのは倫理的にどうなんだ」というような「良識派」の意見を投げかける人もいるかもしれませんが、それこそがむしろ、彼女たちのプロ意識に対しての侮辱になるような気がしてしまいます。彼女たちのパフォーマンスに腹を抱えて笑い、楽しむことこそが、彼女たちのプロ根性・彼女たちがライブの一瞬一瞬に漂わせる崇高さに対するリスペクトのような気がするのです。

 そして同様のことが、アイドルのパフォーマンスの消費活動に対して言えるような気がしています。もちろん、それでも深く傷付いて舞台から去っていくアイドルがいるのは事実です。これはかなり繊細な問題なので、あまり強く言い切れるわけでもないのですが、あやまんJAPANのパフォーマンスを観終えた帰り道に、ぼんやりとそんなことを考えてみたのでした。

 

過去のおやホロ記事はこちらをどうぞ。

 

lucas-kq.hatenablog.com

  

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