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初めて見たゆっふぃーは、ギラギラしていてクールでした。 8月8日(月)@LOFT9 ライブアイドルの現場から 2016夏 ~TIF2016 総まとめ編~(宗像明将、南波一海、岡島紳士、姫乃たま、寺嶋由芙)

 「最高峰の『アイドル業界入門』&『AV業界入門』」というイベントが8月1日にありましたが、そのちょうど一週間後に、場所は同じくLOFT9にてTIFを振り返るイベントが行われました。登壇者が一週間前のイベントと少し被っていて、宗像明将氏と姫乃たま氏は2週続けて同じ会場に登場です。この日のトークは2部制になっていました。南波一海さんはラジオ番組が後ろに控えている関係で1部まで。2部からは寺島由芙さんがゲストアイドルとして登壇しました。通しで登壇したのは宗像明将氏、岡島紳士氏、姫乃たま氏の3名。イベントの主旨が「TIFの振り返り」であるにもかかわらず、私は仕事と重なってしまったせいでTIFには一日も行けなかったという体たらく。しかし、TIFに行かなかった人でも問題なく楽しむことができる内容でした。

 この日は、開演前から登壇者の後方にあるスクリーンにBONDSの公式ホームページが表示され続けるという、非常にシュールな光景が広がっていました。最初の話題はもちろんBONDSでした。

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 なんでも、非常にイカツイお兄さんたちが終始目を光らせていた3日間だったそうで。日頃からお行儀よくライブを楽しんでいるオタクにとっては、変に委縮してしまって楽しみが半減してしまいそうな気もします。BONDSの皆さんの動きは徹底的で、あらかじめ盛り上がることが予想されているアイドルが出演する際には、狙い撃ちで厳戒態勢が敷かれたとのことででした。ベルハーなどは、かなりマークされていたそうです。「このイカツイお兄さんたちの頭の中にベルリン少女ハートの情報が叩き込まれたなんて(笑)」と可笑しがる姫乃さんに、会場も皆笑っていました。

 続いて、登壇者それぞれが印象に残ったアイドルのステージングを振り返りました。宗像氏が最初のプレゼンターで、最初に挙げたのは欅坂46サイレントマジョリティ」。2006年にPerfumeを観た時以来の衝撃を受けたとのことで、宗像氏による讃辞の中でも最大級の言葉で絶賛していました。そのほかにも、「共産主義国家がやるマスゲームをアイドル寄りに振って極めるとこうなるんじゃないか」「乃木坂には無いものが欅坂にはある」と力説していました。

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 続いて岡島紳士チョイス。sora tob sakanaを紹介しました。

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 姫乃さんから「かわいい」の声が上がりました。宗像さんが南波さんに「どうですか?」と振ったところ、「歌詞が分かりやすければ、もっと口ずさめるのにと思うけど、音楽的には面白い。攻めたことをしている。」という趣旨の発言をされていました。「魔法の言葉」のPVを観ながら、姫乃さんが「ちょっと照れてます、って感じのかわいい動きをできているのがすごい」と感嘆し、南波さんが「自我がもうあるんじゃないですか」と言うと、姫乃さんが「こわい」とすかさず言っていたのが面白かったです。

 続いて岡島さんは「アイドルネッサンス」を紹介。

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 姫乃さんは共演したことがあるそうで、「楽屋に挨拶にいらしてくれた時に、透明感がすごすぎて、尻餅をつきそうになった」と述べていました。南波さんも好きだそうですが、「名曲をカバーする」というコンセプトを続けていて壁にぶち当たらないか心配であるともおっしゃっていました。「良い曲をカバーするから当然出すものは良いんだけど、ずるい(笑)。オリジナルを出すときのハードルが上がっていくんじゃないか」とのこと。

 最後に南波さんチョイスが紹介されました。南波さんがプレゼンしたのはせのしすたぁ。警備員すら転がす、まおさんのスキルについて力説しました。

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 ここでまた警備の話題になり、TIFは警備過剰だったのではないかということを振り返りました。実際、リフトなどにはそれほど危険は無いんじゃないか、ライブ中なのに「危険」になりそうになるとBONDSが口出ししてくる、他の音楽フェスにこんなに厳重な警備は無いという話に。主役であるアイドルよりも、オタクの厄介の方が話題になってしまった。それを受けて南波さんは、「アイドルフェスの中心は音楽ではないのだろう」と鋭い指摘をされていました。

 次に、投げサイリウム問題の話題に。岡島さんいわく「湾岸戦争みたい。ぶっちゃけ綺麗」とのこと。映像を記録したツイートがあったので貼っておきます。 

 

 宗像さんは「こういう問題が増えたのは動員が増えたことも関係しているのかもしれない」という見方を示しつつ、「アイドルにはかすり傷ひとつ負わせてはいけない。それがオタクの矜持。危ないことをするのなら、野口ストップみたいなクリエイティブな出し物をやろうよ」というプレゼン。

 

 第2部からは寺島由芙さんが登壇。ゆっふぃーがBONDSを懐柔して一緒に写真を撮った話から始まりました。

 ゆっふぃーは、自分のオタクたちはしっかりやってくれたということ、セトリは前後の出演者のことも考慮しながら自分で考えたということなどをお話していました。ピンチケが沸いているだろうから、バラードから始めたという話には、会場の一同が感心していました。

 水着で歌ったりはしないのかという質問には、「水着になることで釣れるオタクよりも、離れていくオタクの方が多い気がする」という見解を示していました。姫乃さんも同じ質問を振られて、「以前水着になっていた時よりも、8kg太ったからできない」とのことでした(笑)

 そのあとも、ゆっふぃーのクレバーな立ち振る舞いが次々と解き明かされていくようなトークが繰り広げられました。たまたま買い物に来ていたお客さんを少しでも巻き込もうとしたことや、新しいお仕事につながるようにするための貪欲な姿勢のお話に、姫乃さんは「士気が高い! 意識ではなくて士気が高い」という感心の言葉を漏らしていました。

 ゆっふぃーのプロとしての意識の高さは、職業人として本当にすごいと思いました。わたしももっとお仕事がんばろうと思いました。

 

☆ちなみに、一週間前の「最高峰の『アイドル業界入門』&『AV業界入門』」のレポも書いています☆

lucas-kq.hatenablog.com