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もしもし、そこの読者さま

ライブアイドルのライブレポ、Sexyzoneのライブ・映画・アイドル関連本などの各種考察

おやすみホログラム3rdワンマン「fake a show」 11月16日(水)@恵比寿リキッドルーム(八月ちゃん、カナミル、オガワコウイチ、VMO、浅見北斗、きたしまたくや、あたまがぐあんぐあん、チャン・エピ、タカミー、かなこ)

おやすみホログラム ライブレポ(アイドル) 考察

 

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 おやすみホログラムの3rdワンマンライブに行ってきました。この日まで、Tシャツの絵柄がヒントになっているということとか、オガワさんのこれまで様々な場所で口にしていたこととか、そういったことを思い出して想像を膨らませたりしていました。でも最終的に、観る前にごちゃごちゃと考えていても何の意味も無いというシンプルな結論に達したので、とりあえず心を無にして、美味しいお酒を飲みに行くくらいの感覚で当日は恵比寿に向かいました。

 会場に着いたのは19時40分頃でした。会場2階では物販が始まっていて、3rdアルバム『・・・』や映画『モッシュピット』のDVDのほかに、「ニューロマンサー」の7インチ、トートバッグ、パーカー、Tシャツ、チェキ券、最新の写真集も販売されていました。

 下に降りて入場の手続きを済ませると、まず目に付いたのはオタクたちから贈られた花・花・花! とにかく数がものすごくて、一つ一つ「おやホロファン〇〇支部より」と書かれていました。お花に添えられた札に書かれていることを信用するならば、全国各地から花が届いているということになっていて、どこまでが本当でどこまでが冗談なのだか分からない一つの出し物が成立していました。ステージの外部にも「fake」のショーが繰り広げられているという、めちゃくちゃ気の利いた演出でした!

 

 ライブが始まり幕が上がると、まず目に付いたのはステージの両脇に据えられた巨大なオブジェクトです。それぞれ八月ちゃんとカナミルをかたどっていて、きたしまたくやさんのイラストを基にして制作したと思われる作品でした。おやホロの二人の似姿というのは、つまりはアイドル(偶像)の偶像なわけで、観る者にめまいを起こさせるような凝った演出に唸らされました。ステージ上方には何枚かのスクリーンが張られていて、ここに映像が投影されていました。そして、メンバーの二人はこの日限りの新衣装に身を包んで登場しました。着物のような感じもあるこの衣装は、とてもとても可愛かったです。何となくジェダイの騎士感があるなと思いました(笑) カナミルのフォース強そう・・・。

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 オガワさんはなぜかシャープカ(ロシアの帽子)を被り、モコモコした衣装を身にまとっていました。3人が新たな衣装に身を包んでいたのは、今までのおやすみホログラムとは異なる、別の新しい何かを「装う=fake」ということだったのでしょうか。この日、八月ちゃんのマイクにシー太郎がいなかったのも、その一環なのかなと思ったりしました。そのような、新たな「装い」でショーをやり抜き、それによって2015年を終わらせるという趣向なのだろうかとか、そんなことを考えながらライブを観ていました。この日はほぼMC無しで、1時間程度でライブが終わると、あっさりとエンドロールが流れ出しました。この、演者たちが「第四の壁」を越えてこない感じが「show」と呼ぶのにぴったりですごく良かった! アンコールのステージは、2015年から続く物語を終わらせた彼らによるカーテンコールだったのかもしれません。したがって、主要な登場人物の一人であった浅見北斗がステージに立ったのも必然だったと言えるでしょう。

 

 「fake」といえば、おやすみホログラムというユニットそのものが、ある時期からアイドルの「ふりをする=fake」ユニットのようになってきていたわけで、今回の「fake a show」はその集大成なのだと思いました。おやホロを一応「アイドル」たらしめているのって、もはやチェキのシステムくらいだと思うし、別の何かになりつつあるおやすみホログラムの今後がますます楽しみになりました。

 ところで、ワンマンの少し前に、おやすみホログラムは珍しく、ややエモーショナルな声明を出していました。

 

2015/11/18の恵比寿リキッドルームがなければおやすみホログラムの2016/11/16の恵比寿リキッドルームの実現はなかったと思う。

 

あの日のハバナイの荒々しくも神々しいステージ、ネイチャーの暴動のようで底抜けにハッピーなステージを見ておやすみホログラムはこのままじゃダメだと感じた。

それはあの映画「MOSHPIT」に深く刻まれてしまっている。

 

もう私たちにアイドルマナーは意味をなさなくて、ただ来てくれた人全員がそれぞれに楽しめる空間を作る。

何も強制しないし、ただ踊り続けて欲しい。

たとえ一曲も知らなくても。

 

このショーは2015年を終わらせるための私たちのためのショーだ。

私たちは映画の続きを生きている。

 

 今回のショーを「私たちのためのショー」としているところに私は注目しました。これってパフォーマンス「8」に少し似ているなと思ったからです。「このまま」の状態から変化を遂げるためのきっかけとして行う、自分たちのためのパフォーマンスであるという点で、今回のワンマンと八月ちゃんのパフォーマンスは双子(あるいは「sister」?)のようなものなのかと考えたのでした。新しい彼らの姿が楽しみです。

 おやすみホログラムが出発した当初は、アイドルのシミュレーションみたいなことをしてたわけですが、その頃と同様に、はじめのうちは何かの模造品(fake)みたいになってしまっても全然構わないと思います。「嘘から出た真」になればいいのだから。これから先も、彼らが提示する表現をもっともっと見たいと思った夜でした。

「できる限り」「君の先を」「見ていよう」(「tab song」)

 

 twitter上ではハッシュタグ「#おやホロワンマン」で、来場した皆さんの感想が盛んにつぶやかれていました。「#OYSMphoto」では素敵な写真がたくさん見られます!

 

ユリイカ』おやホロ特集を熱望する小森さん。僕も書く!笑

 


2016.11.16 おやすみホログラム 3rdワンマンライブ 「fake a show」 エメラルド feat.浅見北斗(Have a Nice Day!)