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【完成版】おやホロの始まりを知る人物を迎えて新年初トーク 2020年1月20日(月)「Night stories vol.2」@ROCK CAFE LOFT(オガワコウイチ、モチヅキシンノスケ)

 おやすみホログラムのプロデューサーであるオガワコウイチ氏のトークイベント「Nght stories vol.2」に行ってきました。2019年の11月30日にワンマンライブをして以来、おやすみホログラムは沈黙を続けており、この日はあれから51日目の夜。一向に声明・告知・説明の類が出てくることもなく、そろそろ何か説明があってもよいのではなかろうかと思われているタイミングでの、プロデューサーによるトークイベントとなりました。
 現在の状況をじれったく思ってるファンはおそらく大勢いるはずで、先日八月ちゃんが久しぶりにツイキャス配信をしてくれた際には、私も含めて多くのファンが歓喜したことと思います。12月にもオガワさんが登壇するイベントがありましたが、その日はオガワさんのお誕生日を祝いながらの忘年会という位置付けであり、おやすみホログラムとしての発表は何もありませんでした。また、駆け付けたファンもそれを察してか、今後のことについて大っぴらに質問をすることは控えていたように思います。
 そして迎えた「Night stories vol.2」。ゲストはモチヅキシンノスケ氏でした。モチヅキ氏は現在パーフェクトミュージックに籍を置いている方ですが、彼は以前、新宿ロフトの副店長を務めていた人物です。おやすみホログラムとロフトをつなげた人物であり、いわば、おやホロの最初期について最もよく知っている方です。そんな人がゲストで登壇されるのですから、これはもしかして、私たちが一番気になっている部分に関する何らかの話が聴けるのではないかという期待も否応なしに膨らみました。

 結論から言ってしまうと、おやホロに関する告知等は一切聞けずじまいではあったのですが(2月16日追記:もうすぐ告知があるから待っててねという主旨のお話だけはなされました)、おやすみホログラムが昨年リリースした『1』にまつわる深いお話を聞くこともできましたし、最後にはとても豪華なプレゼントの当たる抽選会が行われてかなり充実したイベントとなりました。

 この日のトークは3部構成で行われました。1部から3部までずっと、オガワさんとモチヅキさんが登壇しました。第1部は音楽にまつわるトーク。第2部はもう少し話題を広げてのフリートーク。第3部はおやすみホログラムの2019年を少し振り返り、『1』の制作によってオガワさんが得た学びのことなどを中心にトークが繰り広げられました。例によって、記録をとっていたので、差し支えないと思われる範囲での文字起こしを当ブログに掲載いたします。

全3部の内容をまとめました(2月16日最終更新)。

第3部の、イベント実施当時はオフレコだった部分(の中の、今はもう書いても大丈夫であろう部分に絞ったもの)を少しだけ加筆しております。

******

【第1部】

オガワ 新年あけましておめでとうございます。去年の酷い忘年会から一月くらい経ったわけですけども、あんなことはもう繰り返さないぞと。ちなみに昨日、BAR BUENAというお店が周年イベントで半額だったんですよ。全部半額。だから、ビールが300円とかで飲めるんです。あんまり寝てなかったし、1杯飲んだら帰ろうと思ってたんですけど、気付いたら万札を崩してたんですよ。結局4000円くらい飲んでけっこう酔っ払って終電で帰ったんです。で、寝過ごしちゃって、起きたらもう吉祥寺で、ヤベェって思って降りたんです。そしたらAir Podsが片方無くなってました(笑) そんで、武道家でラーメンを食べて帰りました。タクシーで帰ったんですけど、武道家とタクシーを合わせたら4000円くらい。BUENAでは4000円くらい飲んだんですけど、半額でなければ本来は8000円だったはずで、ちゃんと回収されたから世の中うまくできてんなあって思いましたね(笑) はいっ。というわけで、今年もよろしくお願いしまーす!笑 乾杯から始めようと思います。2020年、今年もよろしくお願いしまーす。かんぱーい。
(((かんぱーい!!)))
オガワ さて、新年一発目のゲストがですね、モチヅキシンノスケ先生ですね。知らない人もいるのかな? モチヅキシンノスケさんを「知らないよー」っていう人いますか?
(数名が挙手)
モチヅキ 知ってる人しか手を挙げてない(笑) 知ってる、もしくは知らない人は手を挙げてもらっていいですか?
(全員だよ!笑)
モチヅキ 長州さんがよくやるやつです(笑)
オガワ ああ、ダメなやつがね(笑) えーっと、知らない人のために軽く説明すると、モチヅキさんは元々新宿ロフトの副店長をやってて、その時にNATURE DANGER GANGを介して知り合ったのかな? 2014年くらい。
モチヅキ NATUREじゃなくて、ゲスバンドですね。
オガワ あ、ゲスバンドだ!
モチヅキ ゲスバンドの大迫さんに恵比寿のBATICAで紹介してもらったんだよ。
オガワ そうだ。ちなみにゲスバンドって、僕の大学の後輩的なやつがやってるバンドです。それで、ロフトの副店長ということで、そのとき動き始めていたおやホロを「ロフトに出させてください」みたいな話をしたんです。
モチヅキ でも俺がブッキングする前に、もうブッキングされてましたね。
オガワ 誰がブッキングしたんですか?
モチヅキ なんか、バンドとアイドルとで一緒に出演してもらうみたいなイベントがあったんです。その頃は、(メンバーが)いっぱいいましたね。
オガワ あー、5人いた頃ですね(笑)
モチヅキ 次に観たらもう5人じゃなくなってた。
オガワ そうですね(笑) あの体制では2回くらいしかライブしてないんで。そっからもう5年、6年。ロフトを使ったイベントをやったり、3年くらい前にパーフェクトミュージックに入った時もいろいろ一緒に仕事しましたね。
モチヅキ そうですねー。お手伝いをして。
オガワ 2017年にリキッドでライブしたのが、モチさんが一緒に制作してくれた大きいイベントの最後でしたね。という感じで、ずっとなんだかんだで……
モチヅキ 麻雀やったり。
オガワ 今年も1回麻雀やりましたねえ。まあ、新年明けて1発目なので、モチさんと話したいなと。モチさんも現在はパーフェクトミュージックでいろいなアーティストさんを抱えていて、僕もいろいろやっているので、2020年の話をしたら面白いんじゃないかなということで、今日はモチヅキさんをお呼びしました。まずは、僕なりに、こんな感じの音楽が流行るんじゃないかなというプレイリストを作ってきました。今年聴いているものとかも入れています。それをかけながら話をしていきたいと思います。どうしようかなあ。じゃあ、ヒップホップの話から。ヒップホップってめちゃくちゃメインストリームじゃないですか。ポップミュージックと言えばヒップホップというイメージが僕の中にできているんです。それが飽和したなと思ったんです。去年、革命的なヒップホップのアルバムが出たと言えるかどうか考えてみると、出てないような気がしていて。
モチヅキ そうっすねえ。
オガワ Post Maloneとかね。
モチヅキ それ、一回も聴いたことないです。
オガワ マジですか?
モチヅキ Kanye Westは聴いたことある。
オガワ 今って、シーンていうのがあんまり無くてSNSの中でChance The Rapperが出てきたのとか、そういう動きしか見えないんですよ。どことどこが仲が良いとか、影響を受け合って切磋琢磨しているかとか、そういうのはあんまり無い。
モチヅキ 個人が個別にやっている感じがしますよね。
オガワ 去年くらいから出てきたのが、オルタナティブミュージック。僕は、これが今年復興してくると思っているんです。Lil Peepとか。3年くらい前に出てきたのかな? ちょっと流してみましょうか。

(※再生開始)


Lil Peep & XXXTentacion - Falling Down (Lyrics)


オガワ Lil Peepは、ギターとかも使っているんですけど、オルタナティブミュージックというよりは、エモなんですよ。ああいったものをヒップホップと合わせて、歌うっていう。オルタナティブミュージックって定義が広いから、いまいちオルタナではないなとも思ってたんですよ。いま流しているこれは、もう完全にラップじゃないんです。でもこれをヒップホップって言い張ってるんです。メロディラインがエモですよね。さて、僕はこれを聴いて、今年オルタナが復興するかなあと思いました。次の曲流しますね。

(※再生開始)


YEEK - Cleaner Air (Official Video)


オガワ これはYEEKって言うんですけど、西海岸のアーティストで、自分でギターとか弾いてるんですよ。けだるい感じが、いわゆるオルタナティブミュージックの系譜にかなり近いなと。
モチヅキ 元はラッパーなの?
オガワ たぶんラッパー。僕もあんまりバックボーンは知らないですね。最近の配信系のアーティストって情報があんまり無いんですよ。SNSを掘るしかないですね。
モチヅキ これはどこで見つけたの?
オガワ これはSpotifyですね。
モチヅキ 関連で出てきたみたいな感じ?
オガワ そうですね。
モチヅキ けっこう聴かれてるみたいじゃん。すごいね。
オガワ ふにゃふにゃしてますよね。もうちょっとで、この流れでの「勝ちパターン」が出てくると思うんです。例えば、Billie Eilishはサブベースを使って「勝ちパターン」を作ったじゃないですか。音数が少なくてサビでボォーン!みたいなやつ。あれってインディーから始まったけど、メジャーでもみんなやってますよね。オルタナティブの方法を使ったヒップホップって、まだ「勝ちパターン」が無いんですよ。誰がそれを創るんだろうなあって、いま思ってます。それが出てくるのが今年なんじゃないかと。で、結構この辺のアーティストが出てきて、おじさんおばさんアーティスト達も、今の流れに寄ってきてるんですよ。それをちょっと1曲音を大きめにして流したいと思います。Kim Gordonの新譜で『No Home Record』というのが出たんですけど、それがめちゃくちゃ良くて。その中から「Sketch Artist」という曲を流します。聴いてみてください。Kim GordonはSonic Youthのメンバーですね。
(※再生開始)
オガワ こういう音楽性とKim Gordonのスタイルって合うと思いませんか?
モチヅキ たしかに。ライブでどうやってやるんだろうね。
オガワ カラオケでやるんじゃないですか(笑)
モチヅキ これを!?笑
オガワ Thurston MooreとKim Gordonって、けっこうソロで出していて、Thurstonはけっこう酷いんですけど(笑)、Kim Gordonは聴けるものが多いですね。
モチヅキ 俺はもう、国内の日本語のラップしか聴いてなかったですね。
オガワ じゃあ、流してみます? モチさんが去年聴いてたやつ。
(※再生開始。舐達麻「Life Stash」)

モチヅキ 舐達麻ばかり聴いてました(笑) トラップばかり聴いてると飽きるじゃないですか。そういうときに聴きたいなあって思って。
オガワ 舐達麻は去年一番評価されたラップのアーティストなんじゃないかな。舐達麻がすごいと言うよりは、他の人たちがトラップに寄りすぎた感じもしますよね。
モチヅキ そうねえ。さっきのLil Peepの話じゃないけれど、エモいものの方が共感しやすいじゃん。トラップの曲ってまあエモいものもあるっちゃあるけど、少ないなと。
オガワ そもそも日本語には三連で踏むのって合わないですよね。ワードが限定されてきちゃうから。メロディアスなフローだったらカッコいいんですけどね。
(中略)
オガワ 最近聴いてハマったのにLittle Simzという女性アーティストがいます。ちょっと聴いてみましょう。「BOSS」という曲です。黒人の女の子で、ブルースとかに近いというか、ファンクなんだけど、やってることはThe Jon Spencer Blues Explosionです(笑) 黒人がやるThe Jon Spencer Blues Explosion。めちゃくちゃ現代的だなと思って。
(※再生開始)


little SIMZ - Boss


モチヅキ カッコいいですね。こういった音楽が面白いと思ったのっていつぐらいからなんですか?
オガワ やっぱ、トラップに飽きて、それ以外の曲を漁り始めたんですよ。去年はBetty Davisにハマりました。このイベントでは何回か流してるんですけど、ちょっと聴いてみましょうか。めちゃくちゃカッコいいんですよ。「They Say I'm Different」です。
(※再生開始)


Betty Davis - They Say I'm Different


モチヅキ 何年前の曲?
オガワ 60年代とかじゃないですかねえ。それとも70年代かなあ?
モチヅキ さっきのLittle Simzって、何か元ネタみたいなのがあって、ああいう風になったんですかねえ。
オガワ 僕もあんまり掘りきれてないんですけど、何かのクルーの人がトラックを全部手がけているっぽいです。でもあの音は、ヒップホップの界隈ではないところに出自がありそうですよね。人数が多いと、ヒップホップ畑じゃないやつが紛れ込んでるんだと思うんですよね。その中からむちゃくちゃなのが出てきて面白くなってきたなと思います。
モチヅキ なるほどね。他には何かありますか?
オガワ これもヒップホップなんですけど、女性アーティストです。Doja Catという人です。
(※再生開始)


Doja Cat - Like That (Audio)


オガワ この曲はGucci Maneと一緒にやっているんですけど、アンセム感があってすごく好きです。
モチヅキ なんか、サブスクが浸透したからだと思うんですよね。こういう人が世に出て売れるのって。CDだったら絶対売れないと思うんですよ。
オガワ このジャケットは絶対売れなそうですよね(笑) まあ、サブスクもどこかの時点で飽和するんじゃないですかね。契約したけどあんまり聴いていないのも多いんで。
モチヅキ え、そうなの?
オガワ なんか、何を聴いたらよいのか分からなくなっちゃったり、あとは、買わないから繰り返し聴かなかったり。さっき友達と話してたんですけど、Spotifyってレーベルで検索することができないんですよね。音楽が好きな人っていうのはレーベルで買ったりするのだけど、それができない。だから、Album of The Yearとかを参考にしつつ聴きますね。一般に、音楽を聴くうえでどこから手をつけたらよいのか分からないという状況というのはここ数年ずっとあると思うので、そこはどこかが手を打った方がいいんじゃないかなとは思いますよね。モチさん、パーフェクトミュージックでそういうのやればいいんじゃないですか?笑
モチヅキ うちでそんなに音楽聴いてるやついるかなあ(笑) 今年に入ってレコード店の人と話す機会がよくあるんですけど、結局店頭が全然面白くないじゃないですか。で、なんで面白くないのかというと、結局新譜しか売れないからなんですよね。いまは、昔のCDは在庫されないから。結局Amazonとかオンラインで買うんですよ。だから、提案のしようがあまりないんですよね。「これを聴く人にはこれがおすすめです」みたいなことを。結局最近の新譜ばかり置かれてしまう。
オガワ そうっすよねえ。
モチヅキ そういうときに、レコード店の人がプレイリストを作ったりとかしてお店と連動したら面白いんじゃないかなとは思いますね。
オガワ 昔は90年代とかには、『relax』とか『STUDIO VOICE』とかでやってましたね。
モチヅキ そうそうそう。
オガワ 「スタイリストの誰それによる今月聴くべきCDベスト20」みたいな。ああいうのを元にCDとか探してましたよね。あれのweb版になればもっと気軽にアクセスできますよね。あとは、最近世界的にセレブによる「新しい服はダサい」みたいな風潮があったじゃないですか。
モチヅキ どういうこと?笑
オガワ 大量に新品の服を作って、それを消費して、そして大量の服が廃棄されるのはもう今の時代には合わないんじゃないかっていう問題提起みたいなものですね。「もっとヴィンテージとかを愛そうぜ!」みたいな。そういう気運がここ数年高まってきているそうです。
モチヅキ へえ~。
オガワ 古着とかヴィンテージの人気が海外で上がっているみたいですよ。音楽の世界でも、Spotifyが本格的に上陸したときに、自分たちの新譜とビートルズのアルバムが同じ環境で聴かれる。どっちがリスナーの時間を奪うことができるのかという。「あんなやつの新譜聴くんだったら、ビートルズをいま聴くか」ってなっちゃうんじゃないかと。そういうことがあるから、セレクトの重要性というのはすごく感じますよね。
モチヅキ 昔に比べたら音楽を聴く時間は増やせるんじゃないですかね。CDで聴くよりも、サブスクの方が。
オガワ たしかに。
モチヅキ 買って、プレーヤーに入れなきゃいけない手間が無くなった分、どこでも聴けるから。
オガワ あとは、みんな選ぶのが面倒くさいのもありますよね。音楽を好きじゃない人は、アルバム単位で聴かなくなってますよね。俺もいま、アルバムを聴けなくなっちゃったんですよ。アルバムを1枚丸々聴けます?
モチヅキ うーん。逆に聴けますけどね、新譜が出たら。
オガワ すぐ次のに移れるから、通しては聴けなくなっちゃいましたね。レコードだと変えるのが面倒くさいから、レコードだったら聴けるんだけど。1枚をちゃんと聴かせる取り組みみたいなことはあんまりしてなくないですか? どうしたら僕らは、Spotifyでアルバム1枚をちゃんと飽きずに聴けるんだろう(笑) 意識を高く持たなくても。昔は結構聴けた気がするんですけどね。
モチヅキ 強力なシングル曲を出して、それを1枚のベスト盤にすればいいんじゃないですか。捨て曲みたいなのは作らない。
オガワ シングルを連発していった方がいい?
モチヅキ サブスクで聴かせるために。どんどんマニアックになってしまいますからね、アルバムを作ろうと思うと。
オガワ 最近、『ユリイカ』でVaporwave特集があったんです。『ユリイカ』のVaporwave特集を買った人っていますか?
モチヅキ いる?笑
オガワ あ、1人いた(笑) Vaporwaveって説明しづらいんですよね。
モチヅキ よく分からないです。
オガワ 俺は2ちゃんねるみたいなものだと思ってて。最初はOPNが出したアルバムが最初だと言われてはいるんですけど、昔の超有名なマイケルジャクソンの曲とかをBPMをすごく落として上にパッド系のシンセを重ねたりして、それをSound Cloudでばらまくんですけど、そもそも著作権もサンプリング権もみんな無視してるからみんな顔を出せないんです。顔を出せないから誰も有名になれないジャンルなんです(笑) じゃあ、ここで1曲Vaporwaveの曲を流しますね。途中まで聴くと「あ、コレか!」って思うはずです。death's dynamic shroudの「Loving Is Easy」という曲です。
(※再生開始)


death's dynamic shroud.wmv - Loving Is Easy


モチヅキ おやホロっていうオチはないよね?笑
オガワ おやホロではないです(笑)
(※しばらく音楽を流す)
モチヅキ ああ、きゃりーぱみゅぱみゅだ。
オガワ こういうのがインターネットにいっぱい解き放たれているんです。匿名で、すごく純粋な表現だなと思ったんですよね。
モチヅキ 別にこれで金儲けしようと思ってるわけじゃないもんね。
オガワ 金儲けできないんです。でもこれSpotifyに上がってるんです。ヒップホップは今やめちゃくちゃ商業音楽ですけど、これは誰のものでもないというか、そのあり方は美しいなあと思います。
モチヅキ これはおやホロに取り入れられるの?
オガワ 取り入れられるところは取り入れますよ。マインド的にはこういうところがないと。では、あと1曲だけ流したら休憩入れましょうか。去年ツアーで車移動のときにずっと聴いていた曲があるんです。金延幸子の「青い魚」をずっと聴いてたんですよねえ。
モチヅキ なんで? 癒やされるから?
オガワ 金延幸子って皆さん知らないですよね? 日本のシンガーソングライターで、70年くらいに細野晴臣とかがバックについてアルバムを出したんですけど、そのあとすぐ結婚してアメリカに行っちゃって、一時期は活動してなかったんです。でも9年くらい前に日本に帰ってきて、最近ライブやってるらしいですよ。これはGRAPEVINEがカバーしてるようです。流しますね。
(※再生開始)


青い魚/金延幸子


オガワ シンガーソングライターを今年はちゃんと追おうかなと思ってます。あ、ちょっともう1曲流してもいいですか?笑 えーっと、誰だっけな。松崎ナオだ。
(※再生開始)


松崎ナオ - 川べりの家 (Official Music Video)


オガワ なんで松崎ナオなのかというと、年末に小田和正のコンサートがやっててなんとなく流してたんです。そしたら松崎ナオが出てきたんです。この曲はめちゃくちゃ良くて、さっきの金延幸子を受け継いでいる感じもしますよね。松崎ナオが年末の小田和正の番組に出て歌ってるっていうのはけっこう衝撃でしたね。続けてるのがすごいですよね。ちゃんと評価もされていて、捨てたもんじゃないなと思いましたね(笑) ということで、前半戦といいますか、3分の1戦が終わったということで、休憩を取りたいと思います。次は何の話をしましょうかね。
モチヅキ 音楽以外の話をしましょうか。
オガワ そうですね。では7~8分休憩を取りまーす。

 

【第2部】

オガワ 下北沢って今度クラブがめちゃくちゃ増えますよね。
モチヅキ あー、Flowers Loftとかね。
オガワ そうそう。Flowers LoftっていうLoftの系列店が今度新しくできるんですよね。下北沢に。だから、いま一気にいろいろできてるから下北沢のクラブシーンは盛り上がりそうですよね。
モチヅキ 盛り上げようとしてますね。
オガワ あと、THREEの元店長のスガナミさんも参入して、LIVE HAUS(リブハウス)という場所を作るというステイトメントを今日出してましたね。だから、4つとか5つくらいできるんですよね。
モチヅキ ライブハウスというか、クラブ寄りなのかな。酒を飲む場所みたいな。スガナミさんは箱代をゼロにしたいというね。平日は基本20000円で、ドリンクが出ればその箱代も相殺されるというね。
オガワ 今後のライブハウスとか、そういう場所での楽しみ方の提案にいろんな人が動いているから、そこでパーフェクトミュージックと色々やろうよという話をさっきしてたんです。
モチヅキ 箱を作りたいですよね。
オガワ 逆に、みんなはどんな箱に行きたいんだろうなあって思ってるんです。で、スガナミさんがやろうとしてるのが、20歳以下と海外の旅行者はドリンク代のみで入場できるという制度。すごく面白い試みだなあと思ったんです。けど、お金の無い20代30代40代もめちゃくちゃいっぱいいるなあとも思うんです。その人たちもめちゃくちゃ楽しめる方法は何だろうなあと考えたときに、VIP制度かなあと僕は思ったんです。VIPカードみたいなものを発行すると、その人に対してかかるチャージとかがすべて倍になるんです。例えばビールが通常500円だとしたら、その人は1000円払うんです。そしたら差額の500円がデポジットとして預かられる。お金の無い人はそのデポジットから飲めるというシステム。で、払う金額は倍以上だったらいくら払ってもいい。さっきのビールの例で言えば、10000円払えば9500円がデポジットになるから、持ち合わせがあんま無くても気兼ねなく飲めるみたいな。みんなで奢りを回すシステムがあったら面白くなるんじゃないかなあと。
モチヅキ 金のある人が払ってくれればいいっていうね。
オガワ そうそう。対面で奢られると気後れしちゃうと思うんです。だから奢る方も自分の知らない誰かに奢るというような形にしたら面白いんじゃないかなあと。
モチヅキ Loftのトークライブハウスで昔あったシステムで、配信でトーク番組を中継しているときに、配信を観ている人が会場にいる演者とかお客さんにお酒を奢れるというシステムがあったんです。オンラインごしにオガワさんにテキーラ10杯とか。そういうのをやれるシステム。
オガワ 演者に向かって投げ銭をするシステムは今まであったじゃないですか。でも、客に向かって投げ銭するシステムは今までなかったですよね。だから、そういうことができるシステムを実装できないかなと思ったんです。そういうのが文化を創っていくというか、「いつか俺もVIPになって奢る側に回るぞ」みたいな野心も多分湧いてくるんじゃないかと思って(笑)
モチヅキ ごりごり資本主義で進めていくってことですよね(笑)
オガワ もう、世界がそういう風にできてますからね(笑) 収入格差ってもっと広がるだろうから。払う額が一緒じゃなくてもいいんじゃないかなって思ってきてて。自主的に税金を課すじゃないけど。そういうシステムがあったら面白いと思うんすけどねえ。お金ないけど遊びに行きたいなあって時に、「ただいまデポジット30000円貯まってます!」ってなってたらじゃあ行こうってなる人もいるだろうし。
モチヅキ ここでオガワさんがデポジット払ったら、飲む人もいますよね。
オガワ 絶対頼むでしょ(笑) いま10000円入れまーすって言ったら、手を挙げますよね。
モチヅキ ROCK CAFE LOFTでどうですか?
オガワ すぐできそうですよね。
店長 うちくらいの規模だったらやりやすいかもしれませんね。
モチヅキ やってみます?
店長 実験的にやってみましょうか。
オガワ やってみましょうよ、今度。
店長 このイベントのシリーズの次回にやってみましょうか?
モチヅキ 多く払う人にも見返りがないとね。
オガワ 多く払う人は優先席みたいな形にしようか。あの人はVIPだからちょっとトイレを譲ってあげようみたいな(笑) バックがあるからやるというよりは、関係なくやるような。
モチヅキ そしたら、金持ちがライブハウスやればいいって話にもなるよね。
オガワ でもそうなると、お金が回ってる感じがしないんですよね。
モチヅキ 何でお金持ちの人はライブハウスやらないんだろうね。
オガワ なんでだろうね。面倒くさいんですかねえ。俺はレコスタやりたいですね。自分がレコーディングできる環境を作りたい。ライブハウスは動かしていかないといけないから。月に1回しかライブがないライブハウスは意味がないじゃないですか。
モチヅキ 俺も無料のライブハウスやりたいですけどねえ。
オガワ クラウドファンディングみたいな形にしちゃえばいいのかな。
モチヅキ 毎公演ごとにクラウドファンディングやってるみたいな?
オガワ そうそうそう。数ヶ月前にブッキングが出て、必要な予算を集める。お金がある人がイベント自体を買い取るような。VIPが多めにお金を出すことで、それ以外の人が1000円とか2000円で入れるみたいな。そのライブハウスに来てくれるパトロンが20人か30人くらいいたら、その人たちに「次はこういう公演があるんですけど買いませんか?」って提案してお金を集めることができたら、若い人も集まるんじゃないかな。
モチヅキ クラブイベントでは、イベントを買ってもらうシステムってあるんですよ。
オガワ そうなんですね。前もってイベント買いをするのはアリですよね。
モチヅキ そしたら来る側も真剣になるんじゃないですかね。ちゃんと人が入りそうなイベントを選んで、適正価格で買ってもらう。それをみんなが見えるところでやり取りすれば、どれくらい期待されてるかも分かるようになるし、宣伝にもなる。
オガワ ライブハウスのスケジュールを見て、知ってる人が出てたら行こうかなって思うじゃないですか。でも知らない人が出演する日のところって読み飛ばすじゃないですか。でも、知らないけれど自分が好きかもしれないバンドもいますよね。けれどもあのスケジュールって素っ気ない。一つ一つ意味のあるブッキングをちゃんとしているんだったら、毎日楽しいはずで。だからそういうところをちゃんと知れる機会があったら人が来るんじゃないかと思うんです。今のあのスケジュールだけを見て、知らない人が出演する日に行こうとはなかなか思えないですよね。
モチヅキ サラッと批判してるじゃないですか(笑)
オガワ Loftだけじゃないですよ(笑) ライブハウスが出してるあのスケジュールって、誰が、知らない人が出る予定の日に行こうと思うんだろう。
モチヅキ あとは、音楽系の人以外でもその場所を使えるようにしたいなあというのはありますね。ちょっと空いてる時間にカフェ代わりに行こうと思えるような。LOFT9はそんな感じですよね。音楽以外の人もそこを使えるという機会を設けないと、マネタイズは難しいかなと思いますね。
オガワ 泊まれるライブハウスとか最近できたらしいですね。泊まれる映画館かな? 寝転がって映画を観られて、いつ寝てもいいみたいな。ライブ観てそのままお酒飲んで寝られるんだったら、5000円とかしても安いかなって。まあまあ、今年はね、下北沢が熱くなると思いますので。

 

【第3部】

オガワ さて、そろそろ宴もたけなわな感じですね。
モチヅキ 何の話をしましょうか。
オガワ 何の話をしましょうかねえ。
(おやホロの話しましょう!)
(おおお~!!)
オガワ おやホロの話をしてもいいんですけどぉ……
モチヅキ しないのもアレじゃないっすか?笑 どんな感じなんですか? いま全然ライブやってないけど。
オガワ やってないですよねえ。
モチヅキ 一月以上やってないよね。
オガワ ほのめかすわけではないんですけど、まあ、ツイート禁止なんですけどぉ、本当にもうちょっとしたら情報が出るんですよ。ちょっとだけ待ってて。だって、解散するって言ってないじゃないですか。そもそも。

(((ええええええええええ!!)))

(何が「LAST」だったんだよ!!)

(グッズのクオリティが元に戻ってくれれば俺らは遠慮なく金を遣うって言ってるじゃん!!)

オガワ グッズのクオリティは戻りますよ。まあ、いろいろちゃんとするから。ちゃんとするんすよ、今年は。まあまあまあ、もうちょっとだけ待っててください、と。「もうちょっと」って言っても、10日くらい待ってれば。あ、ツイート禁止ですよ。

(言っていいやつはないんすか?)

オガワ 言っていいやつは無いよ(笑) ここで俺が言うのは簡単なんですよ。俺も、言っちゃダメとは言われてないけど、それよりは公式とかメンバーが言った方絶対に良いんです。ここで、ぬるっと情報を出したら、ここにいる皆さんは知ることができるけど、漏れ伝わるような形で情報が伝達されちゃうのは本意じゃないんです。

(賛成!!)

オガワ だから、もうちょっとだけ待ってもらえたらと思います。

モチヅキ じゃあ、スケジュールもいっぱい決まってるってこと?

オガワ めちゃくちゃ決まってますよ。

(海外は行かないの?)

(沖縄行こう!)

オガワ 海外は行かないなあ。あっ、またテキーラ来たんだけど(笑) 誰だよぉ。テキーラいただきます。お前らも飲めよ~。
(((いぇーい!!!!)))
オガワ テキーラを入れるのはいいんですけど、テキーラを入れるとどんどん僕らのトークの質が下がっていってるの、分かってます?
(上がってる上がってる)
(上がってるよー!)
オガワ そういえば、去年の総括したっけ?
モチヅキ してないですよ。
オガワ そっかあ。去年は再録のベスト盤を作ったじゃないですか。あれは初めての、自分でプロデュースしない作品だったんですよ。akkinさんという、現役バリバリでロックをやっている人にやってもらったらどうなるのかという一つの実験だったんです。
モチヅキ どうだった?
オガワ うーん。今まで聴いてくれたリスナーの人たちからすると、感想が分かれるだろうなとは思ってました。
(いまここで多数決とろうか?)
オガワ ここはねえ、偏ってるから(笑)
モチヅキ 良かった、もしくは良くなかった人―?
(いやいやいや)

(全員だから)
(リミックスアルバムと比較してみたら?)
オガワ リミックス、良かったでしょ。
(((良かったー!)))
オガワ ちょっと昔の話をすると、おやすみホログラムの2ndワンマンをO-WESTでやったじゃないですか。あれが、自分ができるバンドセットのとりあえずの限界地点だったんですよ。ギターが3人か4人いて。
モチヅキ アホだよね。
オガワ アホですね。で、タクちゃんがいて、ももじゅんがいて、ベースは樹音くん。どうしてそのバンド編成でやったかという話をします。そもそもの話、俺はバンドが嫌いなんですよ。みんな知ってると思うけど、俺、バンドマンじゃないんですよ(笑)
モチヅキ そうだっけ?笑
オガワ 僕はスケールも分かんないし、コードも分かんないし。音楽知識が全く無くて。「よくそれでプロとして音楽をやってこられましたね」って最近言われましたもん。バンドをやってると、みんなそういうのを知っていて、バンドの作り方も知ってるんですよ。ドラムはこうで、ベースはこう、みたいなメソッドがあるんです。メソッド無しで作り上げるには、カオスにするしかないと思ったんです。ギターが3人もいたら成立しないじゃないですか。全員で同じものを弾くとか、そういうことをやってみることによって何かを生み出せないかなと思ったんですよ。それで、去年リリースした『1』はその真逆なんです。
モチヅキ 整然とした、整えられたものだよね。
オガワ そう。バンドをすごく知ってる人がおやホロを1回整えてみたら、あれができたんです。だから、今までとはやっぱり全然違うじゃないですか。全然違う作品だから戸惑うことも多いと思うんですけど、俺にとっては学びが多かったんです。1回整えられると、そこにさらに汚したくなる場所が出てきたんです。汚したいっていう部分に反応してくれる人が増えてきたから、あれは綺麗すぎる部分はあると思うけど、1回整えたという意味では良かったと思うんです。食生活でも共通する部分があると思うんですけど、、、
(スムージーだ!)
オガワ そうそう。スムージーを飲み始めた1ヶ月後くらいに顔にブツブツができるよね。あれはターンオーバーって言って、お肌が生まれ変わる時に汚くなるんですよ。まさにそれだと思うんですよね。
モチヅキ 去年はそういう時期だったんだ。
オガワ 外部の人を入れずにバンドセットをやると、よく分からないバンドセットにしかならないんですよ。俺がやるのは絶対そういう方向だから。整えることができないので。整えてみたことで、我ながら良い曲書いてるなっていうのが分かったんです。
モチヅキ 『1』の曲だと、オガワさんの中で一番良かったのはどれなんですか?
オガワ えっとねえ、、、これかな。「fairy tale」です。

(※「fairy tale」再生開始)
(乾杯しましょう!)
オガワ テキーラ来た。これは誰からですか?
(コナ太郎です)
オガワ じゃあ、かんぱーい!
(((かんぱーい!!!!)))
モチヅキ メジャー感があるよね。
オガワ そうですね。はじめにこの曲を作ったときは、けっこう適当に作ったんです(笑) 時間が無いと、だいたい2週間くらいで完パケするんです。でも、このアルバムは4ヶ月か5ヶ月くらいかけました。そういう作り方をしました。それが大きかったかなあ。
モチヅキ リミックスで一番良いと思ったのは?
オガワ リミックスで一番良いと思ったのかあ。リミックスはどれも良いですからねえ。これですね。
(※「fire (yaffle remix)」再生開始)
オガワ これはねえ、めちゃくちゃカッコいい。あと、これ。
(※「ghost rider (パソコン音楽クラブ remix)」再生開始)
オガワ 最高だと思った。パソコン音楽クラブも売れましたねえ。リミックスをやっていただいた方々は、自分の嗜好に近い人が多いですね。これも。
(※「awake (TORIENA remix)」再生開始)
オガワ レコードも出したんですけど、けっこう売れたようです。じゃあ、10時になったんでここで抽選会をやっておきましょうか。物販周りを整理していて出てきたものを差し上げます。最初の商品はニューロマンサーTシャツです。
(残り物じゃん!)
オガワ これねえ、売れ残りじゃないんですよ。僕がライブで着用したやつです(笑) あと、売れ残りのTシャツと、家を掃除してたら出てきたオーストラリアの灰皿です。ブーメランが描かれています。僕がたばこを置きっぱなしにして焦げた跡もついています(笑)
モチヅキ じゃあさ、もう1個特典として、「イベントをやれる権利」というのはどうですか?
(((おお!)))
モチヅキ 俺がケツ持ちます。
(((((うおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!)))))
モチヅキ ロフトのバーもしくは、ROCK CAFÉ LOFT限定です。
(すげえ!)
モチヅキ 誰が出るかは俺との打ち合わせ次第です。
オガワ モチヅキさんと打ち合わせして交渉できる権利ですね。これをやりたいっていうわがままをモチヅキさんにいっぱい言うとよいと思います。
モチヅキ それを俺がシビアに判断します。
オガワ マネーの虎みたいな感じですね。それは最後の目玉にしておきましょう。

(その後、抽選会を実施してお開きとなりました。「イベントをやれる権利」は、ロフトのバー開催と、ROCK CAFÉ LOFT開催それぞれ個別の2本に増え、どちらも無事に当選者が出ました!

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 以上、トークの記録でした。

 イベント終了から1週間後の1月27日に、ようやくおやすみホログラムのスケジュールが発表されました。Flowers Loftでのワンマンライブ「HELLO 2020」が2月27日に開催。同時に、昨年行った「LAST DANCE」のブルーレイ発売も発表されました。

 ワンマンの方は完売ということですが、ブルーレイの爆音上映会が3月19日にあるそうなので、今から楽しみです。しかし、こちらも気を抜くと完売するかもしれないので、チケットのご購入はお早めに。

 

 

イベント終了後のオガワさん。だいぶテキーラを召し上がってました、、、

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 ちなみに、イベント翌日のお昼には、八月ちゃんがかなり久しぶりに顔出しツイキャス配信をしてくれました。トークイベントが大盛況だった翌日に、サラッと現れてやってくれる粋な計らい。涙が出そうになるほど嬉しかったです。

 カナミルさんも相変わらずお美しくいらっしゃるので、早くライブ会場で会いたいものです。

 


【LIVE】おやすみホログラム「happy songs」(2019.11.30 横浜Bay Hall) 監督:川口潤


【LIVE】おやすみホログラム × LOVE SPREAD「OYASUMI FOREVER」(2019.11.30 横浜Bay Hall) 監督:川口潤