もしもし、そこの読者さま

ライブアイドルのライブレポ、Sexyzoneのライブレポ、映画・舞台・本などの感想などなど

2ヶ月遅れの新年度鬱を乗り越えつつある気がしている

 4月は毎年、不眠に悩まされ、辛いことばかり考えて苦しくなってしまうのが常になっている。しかし今年はコロナの流行で、例年通りに新年度のスタートが切られることがなかった。穏やかに4月と5月を過ごした、稀有な春だった。在宅勤務は私にとっては疲れすぎてしまって、また違うタイプの苦しみを味わったけれど、一度経験してみることができて良かったと思う。おそらく、自分のいまの職業では決して経験するはずのないものだったから。

 昨日(6月1日)、ついに在宅勤務の日々が明けて、通常の出勤が再開した。その数日前から、例年であれば3月の末頃から始まる心身の苦しみに襲われていた。うまく眠ることができず、苦しい考えばかりが頭の中を支配して、とても辛かった。ため息をつく代わりに、自分を罵倒するような独り言が漏れたりした。いつか、こんな風にならなくて済むような境地に至りたい。

 ほぼ通常通りのリズムで仕事が走り出せば、しんどい状況は割と早く抜け出せるのだけど、今年は特にあっけなく克服できた気がする。たった1日。プールや海に入り始める時の、ものすごく冷たく感じるあの数分間みたいだった。明日からも、大丈夫な気分で仕事を継続している自分をイメージすることができて、退勤する頃にはとても安心できていた。職場の近くにある、よく行くバーも営業を再開していたので、帰りに顔を出してきた。おなじみの顔が入れ替わり立ち替わり現れて、みんなが元気そうで嬉しかった。適度な距離が保たれていて、ここのお客はみんな行儀がよいなと改めて実感。少しだけ飲み過ぎて調子に乗ってしまったけど、たまには許されるはず。深夜に食べたセブンイレブンの牛丼がやけに美味しく感じられた。

 安心したら、読書する欲とか文章を書く意欲が再び湧いてきたので、焦らず動いていきたい。まずは積んでいる本を消化しなくちゃ。 海外文学をだいぶ積んでしまっている。海外と言えば、アメリカが大変なことになっている。そしてその発端となった事件はアメリカだけの問題じゃない。人間のさもしい部分を刺激して、その隙にとんでもないことをする人間達と、その手法が社会を蝕んでいる。事情はどの国も同じなようである。目にするだけでも心がしんどくなるニュースばかりの昨今だけど、しなやかにしたたかにサバイヴしたい。

わたしの物語 (創造するラテンアメリカ)

わたしの物語 (創造するラテンアメリカ)

 

  

人類の星の時間 (みすずライブラリー)

人類の星の時間 (みすずライブラリー)

 

  

フランス組曲

フランス組曲

 

 


Suneohair - Sarari