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もしもし、そこの読者さま

ライブアイドルのライブレポ、Sexyzoneのライブ・映画・アイドル関連本などの各種考察

喪失と成長のドラマ! WACKオーディション感想

 長かったWACKオーディションが終わりました。これほどの規模・期間でアイドルのオーディションが生中継されることはこの先無いかもしれないと思ったので、初日からずっとニコ生を追いかけて経過を観ていました。3日目くらいから、頼りない合宿参加者の一部に変化の兆しが見え始めて、めちゃめちゃ面白い展開になりました。その時の興奮は数日前に当ブログにも書きました。 

lucas-kq.hatenablog.com

 

 4日目以降ともなると、何らかの変化や成長を遂げた子たちしか残っていなくて、このメンバーをさらに絞り込んでいくのは酷だなあと思いつつ見守っていました。現役メンバーの間でも顕著な成長や、新しい関係性の構築なども起こり、みんながどんどん強くなっていく様子に一層興奮を覚えました。なんとなく、Z戦士たちが「精神と時の部屋」でパワーアップするという「ドラゴンボールZ」の一場面を思い出しました。

 昨日(4月2日)は、WACKの3ユニットのライブと、オーディションの最終結果発表が横浜赤レンガ倉庫前で行われました。最後まで見届けるしかないと思い、私も足を運びました。トップバッターはGANG PARADEだったのですが、めちゃめちゃ良かった!! SiS加入前の体制の時に一度ライブを見たことがあったのですが、当たり前だけれども全然違っていて、すっごい素敵なユニットになっていました!!

 BiSとBiSHはライブ初体験だったのですが、こちらも良かったです。「オーケストラ」が「ギャンパレの厚意」(おそらく、より多くは大人の事情なのでしょう・・・)によってBiSHに返還されたのですが、それだけは少し残念だったようにも思います。熱心な清掃員の方々の中には、「オーケストラ」が奪われた直後から「絶対取り戻したい!」と息巻いている方もおられたと思いますし、ユニットにとって大切な曲が封印されてしまうというのは、メンバーの気持ちを考えたときにも、胸の痛むことだと思います。しかし、アイドルが強くなるためには、「喪失」を二度でも三度でも経験した方がいいだろうと私なんかは思ってしまうので、少々ご気軽すぎる返還劇だったなと感じました。もちろん、仕方のないことだと思うんですけれども。

 『機動戦士ガンダム』で、艦長のブライトが主人公のアムロを殴る場面があるのですが、殴られたことに対して抗議するアムロをブライトがこのように𠮟りつけます。「殴られもせずに一人前になったヤツがどこにいるものか!」と。このセリフを無理矢理アイドルの文脈に接続して言い換えるならば(現代の感覚から見たときの倫理的な是非は一旦わきに置きます)、「喪失を経験せずに一人前になったアイドルがどこにいるものか!」とでも言えると思います。

 今回のオーディションでは、ガミヤサキ、モモコグミinc、オオショージメグミ、ヒラノノゾムの4名が最終的に合格しました。その他の参加者の子たちは、赤レンガまでやって来たというのに無慈悲にも落とされてしまったわけです。ただ、これは合格した4名にとっては、残酷ではあるけれども貴重な「喪失」の経験でもあると思います。オーディションに勝つ/勝ち残るということは、一緒にオーディションを戦った好敵手たちを「喪失」するということであるわけで、5泊6日の間にそのような喪失を何度も経験した彼女たちは、きっと強力な戦力になると思います。喪失を経た人間の強さは、すでに元SiS加入後のギャンパレの急成長によって証明されているので、今回さほど時間を置かずに合宿オーディションを行なったのも、渡辺淳之介氏自身がその効果にビックリしたからなんじゃないかなと予想しています。そしてだからこそ、この強力な成長プログラムを、新しく入ってくる子たちだけのものにしないために、今回は現役メンバーも合宿に参加させたのかなあと思いました。

 

 まあ、そういうしょうもない邪推はほどほどにして、本当に今回の合宿オーディションの視聴を通じて、私はすっかりWACKが擁するアイドルたちから目が離せなくなってしまいました。あのオーディションを観た人の多くは、きっと3組とも好きになっちゃったんじゃないかと思うのです。しかも、今回メンバーのレンタルトレードも行われたし、WACK所属のユニット3組全て(これから新たに作られるユニットを含めれば4組)を応援してくれるオタクが、今回のオーディションをきっかけにより一層増えるような気がしました。ジャニーズオタの用語で言うところの「事務所担当」(事務所が提供するエンターテイメントを広く好いてくれる人)を華々しく増強するためのオーディションでもあったような気がしました。

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