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レポその1 4月16日(日)@渋谷LOFT9 おやすみホログラム presents「fake a show 回顧展」(八月ちゃん、チャン・エピ、キタシマタクヤ、オガワコウイチ)

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 おやすみホログラムの3rdワンマンライブ「fake a show」の回顧展と題したトークショーに行ってきました。90分の予定で始まったトークショーは大変盛り上がり(迷走して?)、20分ほど押して長時間のトークが繰り広げられることとなりました。すべていっぺんにアップするとなると大変なことになりそうなので、まずはトークの最初の30分間のパートの記録を残しておきたいと思います。

 トーク冒頭では「fake a show」のコンセプトが明かされ、オガワさんの考える「アイドルとは何か」という話や、それを受けての八月ちゃんの応答が非常に面白かったです。八月ちゃんが装飾班立ち上げの動機を語るまでの部分をまずは起こしました。

 発言者の名前は逐一記してありますが、読みやすさを考慮して、八月ちゃんは緑字オガワさんは青字、キタさんとチャン・エピさんは黒字で、それぞれの発言を表記しています。カッコでくくられているのはフロアのお客さんによる発言です。

 

******

八月 みなさん、こんにちは~。えーと、今日は去年の11月16日に行われたおやすみホログラムの「fake a show」の舞台装飾についてのトークショーをしていきたいと思います♪ じゃあ早速、舞台装飾をしてくれたキタさんとチャンエピちゃんを呼びたいと思います。二人とも、出てきてくださーい。
(拍手)
八月 座ってください。えっとですね、今日はトークが90分あるんですよー(笑) しかも、八月ちゃん仕切りで主に進めていきたいと思うので、二人ともどうぞよろしくお願いします(笑)
エピ お願いしまーす。
キタ お願いします。
八月 えーっとですね、たぶんここに来てくれてる人の中には、11月16日の「fake a show」に来てない人もいると思うんですけど、そういう人にもいい感じに伝えていけたらなと思うので。のちに、今日初公開の「fake a show」の映像とか、出していきたいと思っているのでよろしくお願いします! えーっとねえ。そうだなあ・・・。大丈夫ですか?笑
エピ 大丈夫でーす(笑)
八月 まずね、11月16日はもう半年くらい前の話なんですけど、それで今日この機会をいただいてトークをしていこうということで、ずいぶん昔の記憶をたどって色々話すことは決めてきたので安心してくださいね、みなさん(笑) どうなることやら、という感じの人が多いと思うんだけど、きっと大丈夫なので。11月16日に「fake a show」ということで、リキッドルームでライブをしました。で、その時に既に、ライブが決まった時点でオガワさんが「舞台に何か仕掛けがありますよ」ってもう言っちゃってたのね。で、オガワさんのコンセプトがもう決まっちゃってた状態なんだけど、2ヶ月くらい前になってもちゃんと進めてなかったの。オガワさんが(笑)
エピ オガワさんが?笑
キタ いやいやいや(笑) おそらく聞こえてないと思うけど、いきなり悪口?笑
エピ ひどい、ひどーい(笑)
八月 悪口になってた?笑 ちょっと順を追って話しましょうか(笑) そうしましょう。オガワさんが11月16日に「fake a show」をやるぞと、それがどういうことなのかということを、私とカナミルの二人に話してて。普段私たちはあんまりコンセプチュアルなライブをしてないんですよ。おやすみホログラムは、アイドルなんだけどわりと感覚的にはバンドに近いところもあったりして、ライブの当日に様子を見て「今日はこういうセトリにしよう」とか決めたり、前日や直前にやっぱりこれはこうしようって変えたりとかが日常茶飯事じゃないけども、けっこうフリーダムな感じにやらせてもらってるんですよ。そんな中で、リキッドルームでライブをやるというのはすごい大きな舞台だったし、一筋縄ではいかないんじゃないかっていう不安というか、変に構えてたっていうのがあると思うんだけど、大きいところだし成功させたいよねってみんな思ってた。だからちょっと普段とは変えようという意識のもと、当日を迎えようとしてたわけなんですよ。キタさんは早い段階でTシャツをデザインしてくれてたんです。そのTシャツの話と「fake a show」のコンセプトの話は別々にオガワさんから聞いてて、キタさんが聞いたコンセプトと、私がオガワさんから聞いて解釈してたコンセプトにそもそも最初からズレがあったの。
キタ それをまず・・・
八月 言っちゃう?
キタ いや、分かんないけど言っちゃダメなのかな?
八月 いや、言っていいと思います。オガワさんのコンセプトの話をキタさんにもしてもらいたい。
(自己紹介は? 自己紹介。)
八月 あ、この後にメンバー紹介くるから(笑)
(えええええ?笑)
キタ 俺もね、いつ言おうかなと思ってたんだけど、熱心に話してるから(笑)
八月 じゃあ、ちょっと仕切り直して(笑) まあ、そんな中、当日に向けて動き出したわけなんですけど。ここに今日いるメンバーは、その舞台装飾の企画メンバーということで、この三人で話していこうと思います! あらためて、まずはキタさんから自己紹介を。
キタ えー、キタシマタクヤと言います。「キタさん」と呼ばれてるので、二人からはキタさんと呼ばれて話が進むと思うんですけど、普段は絵を描いたりしています。あと、今回Tシャツも描かせてもらったので、そういう話もしたいなと思っています。よろしくお願いします。
(拍手)
エピ はい。初めましての人も多いと思うんですけど、チャンエピと申します。よろしくお願いします。八月ちゃんとキタさんと同じART SPACE BAR ブエナで働かせていただいてまして、普段は普通の仕事もしてる者でございます。ちょこっと美術なんかもやったりしてるので、11月16日の舞台装飾では主に衣装をメインに作らせていただきました。お願いしまーす。
(拍手)
八月 そう、今日ここにいる3人の共通点としては、大久保にあるブエナというバー&ギャラリー&ライブスペースみたいなところでバイトさせてもらってて、その仕事仲間です。やっぱりその、ブエナのスタッフさんて美術関係が多いというか、普段なにかしら自分でやろうとしてる人が多くて、この二人を私が誘ったんです。二人とも快く引き受けてくれて、この三人で駆け抜けた感はありますね。この三人が主に企画メンバーです。「fake a show」の舞台装飾に何が必要か考えたりとか。あとは・・・、何したっけ?
キタ けっこう迷いつつ話してるけど大丈夫?
八月 いまねえ、違うの。いっぱい出てきちゃうの。
キタ 話していい?
八月 あ、お願いします(笑)
キタ 今回、舞台装飾をやるにあたって、制作する前に打ち合わせの期間がけっこう長かったんですけど、打ち合わせの期間は主にこの三人で「どういうものを作るか」とか「何が必要か」とか予算のこととかを色々考えて、三人で決めた後に制作の段階で加わってくれた子が別にいて。その子を紹介しようか。
八月 そうですね。制作を一緒に手伝ってくれたメンバーと、映像を作ってVJとして入ってくれた人たちっていうのがいまして。制作メンバーとして手伝ってくれたのはブエナのスタッフさんなんですけど、かなこさんという方です。あと、NDGのぼく脳さんも制作中遊びに来てくれたりとか。
キタ いやいやいや、手伝ってくれたよ(笑)
エピ 遊びに来たわけじゃないよ(笑)
キタ めっちゃ手伝ってくれてたのに(笑)
八月 違う(笑) ちょっと待って。ごめんなさい、言葉のあやです(笑) だって、言ったの。ぼく脳さんとかなこさんに今日名前を紹介させていただきますって(笑) 本番のときに大きいオブジェがあったんですけど、それの色塗りをみんなで切磋琢磨してやったりとか。
(切磋琢磨!?笑)
八月 切磋琢磨(笑) してやりました!笑 はい! で、映像メンバーは、もともとオガワさんとキタさんのお知り合いでもある、頭がぐわんぐわんさん。おやすみホログラムハバナイでやった「エメラルド」という歌のMVも頭がぐわんぐわんさんが作ってくれてます。その方がVJとして入ってくれたのと、ぐわんぐわんさんの紹介でタカミーさんという芸大の院生の方にVJの機械を設置してもらったり、システムを組んでもらったりしました。ということで、合わせて7人、私を入れて8人でやってきました。このメンバーを集めたとき、すでに2ヶ月切ってたのかな?
エピ 切ってた。
八月 切ってたよねー。動き出したのは9月16日とかで、ちょうど2ヶ月くらい前で。とにかくやらないとと思って。なんで私が舞台装飾をやろうと思ったかというと・・・
キタ あれ、オガワさんのコンセプトの話はしましたっけ?
八月 いや、まずはそこからいこうかなと思ったの。
キタ いまから?
八月 うっ・・・!笑
キタ え?笑
エピ 落ち着いて、落ち着いて(笑)
八月 あのねえ。え、みんな大丈夫? 大丈夫だよね?笑 大丈夫、私は大丈夫だから(笑) 私はね、わりと落ち着いてるんですけど(笑)
エピ 私も落ち着いてる!笑
キタ そしたら、俺がおかしいの?笑
八月 それは(笑) 大丈夫。みんな大丈夫。えー、そうだね。2ヶ月前に装飾が動き始めたんですけど、チケットを売り始めたのって6月なんです。渋谷o-westセカンドワンマンをしたんです。その時にハハノシキュウさんのラップでサードワンマンの日付と会場が伝えられて、もうその日にチケットを売り始めたんですよ。で、もう「fake a show」って書いてあるチケットが売られ始めたから、オガワさんがおよそ半年前に考えてた「fake a show」が既にあって。私たちが2か月前から動き始めたときには、オガワさんがお客さんにコンセプトを少し言っちゃってたの。
キタ 言ってたんだ?
八月 言ってた言ってた。
エピ ちょっと言ってたよね。ちょっとだけ。

 ※注 たしかに言っていました。

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八月 あ、そこにいた。オガワさん。
オガワ ずっと聞いてるよ(笑)
八月 やだ~、もう(笑) オガワさんが話した方が早い? もしかして。オガワさんちょっと話しますー? 3分で。じゃあ、オガワさんの当初のコンセプトをお願いします♪
オガワ おやすみホログラムのオガワと申します。えっと、当初のコンセプトは・・・。これ話しちゃっていいですか?
八月 いいです。
オガワ 「fake a show」っていうのは、「偽物を作る」というコンセプトがあったんですよ。「偽物」とは何かと言うと、いまのアイドルシーンってオリジナルなものって基本的に無いじゃないですか。音楽性だったりとか、活動形態って何かのオマージュとかコピーだったりするわけで。そのコピーの良し悪しが評価されていて、味付けがちゃんとされてるものほど売れてくるとか、味付けしたものをどう売るかというのが「アイドル」だと僕は思ってるんですよ。それがいわゆるアイドルのフォーマットの一つだと思っていて。悪い言い方をすれば、それの皮肉みたいなことをやりたかったんですよね、「fake a show」って。アイドルは、文化的なもののトレースをして、それをアイドルの子たちがやるもので、その距離感が魅力になるものだと思ってるんですよ。僕は。それをもうちょっと表面に出して、「これはもう偽物なんだよ」っていうところを明示したかった。自分のなかで納得したかったんですよ。それをやったときにみんながどう思うか。

八月 うん。

オガワ こんだけお客さんが入ってて、出演者がああいう風になっているけども、結局、音ってパソコンのポン出しでしか出てないんですよ。パソコンでピって押すだけで出てる。当初はそこに、筋骨隆々な黒人ダンサーをいっぱい入れようと思ってて、Basement Jaxxみたいにしたかったんです(笑) 半年前から仕込もうとして、何人かに当たってみたんですけど、不法入国の方が多かったんで(笑)、日本にいる約束ができないみたいな話になって(笑) 色々な人権的な問題もあって、頓挫してしまったんです。本当はそこまでやろうと思ってたんですけど、そこだけは悔しいところですね。「fake a show」をやると決まってから、装飾班にはコンセプトを実は細かく話してないんですよ。なぜかというと、細かく話すのが面倒くさかったというのもあるんですけど、細かく話すとそれに向けて作っちゃうというのも危惧してたんですね。細かく話すと「じゃあ、それやればいいんだ」ってなっちゃう。解りづらく話せば、相手が考えることで、混乱が起こるだろうなと思って、そういう状態から上がってきた「上澄み」をすくいとって作ろうと思ってたんですよ。それが僕の「fake a show」のコンセプトです。
八月 はあ・・・。
オガワ 分かりました?笑
八月 なるほどー(笑) あ、でも思い出しました。そうそうそう。混乱させられたんですけど、ダンサーは結局用意できなかったじゃないですか。
オガワ ビザの問題。
八月 まあ、ビザの問題もあったんだろうけど(笑) オガワさんは、わりと口数が少ない人だから、普段から混乱はさせられてるんですけども。
キタ ちょっと付け加えてもいい?
八月 あ、付け加えて。
キタ オガワさんのいまの話あったじゃないですか。僕がTシャツの打ち合わせをしたときに、ちょっとそういうコンセプトもやんわり聞いてたんですけども。自分の聞いたときの話をしてもいいですか?

八月 はい。

キタ そのダンサーの人とかはみんなダミーだという話があったんです。要は、「fake」なものを入れつつ、それを「fake」とは言わずにshowをするというのが最初のコンセプトだったんです。
八月 うんうん。
キタ それから八月ちゃんが装飾をするという話になったときに、「fake」を「fake」だとは思わせずにやるっていうのがコンセプトだったのに、「装飾をする」ということ自体、「fake」を入れることになるじゃないですか。そこら辺の兼ね合いがすごく難しかったですね。
八月 うん、難しかった。頭が混乱するくらいみんなで話し合いましたよね。やっぱり、意図的にオガワさんが混乱させてるわけだから、罠にはまったのかな。
エピ いやー、はまったね。
八月 はまったのかなあ。そんなわけで、私たちと、オガワさんのコンセプトとの戦いが繰り広げられていくんですけどー。アイドルを私はやっている側なんですけど、オガワさんがアイドルのことを「fake」って言った時に、たしかにそうかもしれないって思って。例えば、おやすみホログラムってこないだバンド形態でワンマンライブをしてきたんですけど、バンド形態でライブをすると、本当にバンドになるんですよ。「おやすみホログラムバンド」になるの。カナミルと私は、「アイドル」としておやすみホログラムをやってるんですけど、「バンド」に変身することもできるの。なんて言うんだろう・・・。アイドルは・・・。「いまのアイドルは」って言うとあれだけど、何にでもなり得るなと思って。でもそれは、「アイドルがやってることだから」ってことで許されてる部分も多いと思うんですよ。だからといって、私たちは別に手を抜いてるわけじゃないし、本気で立ち向かってるんだけど、でもやっぱり「アイドル」として活動している限りバンド形態をしてても本物のバンドに・・・。んー、なんて言うんだろう。七変化できるところがアイドルにはあるって思いません?
キタ つまり、普通はバンドをやるって言ったら同じメンバーで定期的にスタジオ入って練習して、っていうのだけど、そういうことはやってないってこと?
八月 そうそうそう。バンド体制のためにバンド練習はするんだけど、アイドルの「おやすみホログラム」というものがあってのバンドセット、DJセット、アコースティックセット、ジャズセットっていう感じになってて。いろんな風に変化するというか、それがすごい面白いところだなと思って、やってるんです。やっぱりアイドルって、「未完成なもの」みたいな、「何にでもなれる含みのあるもの」 だと思うんですけど、そのアイドルが「fake」という体でライブをするのはおかしなことだなと思って。オガワさんが曲を作って、その曲を私たちは歌ってるわけですよ。ということは、オガワさんがいるから成り立っているわけであって・・・。あー、これなんだか面倒くさい話になってる?笑  なんかこう、モヤモヤするというか・・・。うう~、まとめて、まとめて(笑)
エピ オガワさんがいないと何も成り立ってないということ?
八月 何も成り立たなくはないんだけどー。
エピ オガワさんがいてこそのおやすみホログラムで、オガワさんが作ったコンセプトが「fake a show」で、オガワさんが中心になってる。でも、演るのはおやすみホログラムの二人なわけじゃないですか。
八月 そう。オガワさんは結局仕掛人だからー・・・
キタ なんでそんな厳しい顔するの(笑)
八月 いやいや、オガワさんを批判するわけではなくて、オガワさんはおやすみホログラムを作ってる親みたいなものじゃん。おやすみホログラムの二人がオガワさんの曲を歌うということ自体「fake」な気がしてきちゃって。だから装飾なんてしなくても、そもそも「fake a show」なんじゃないかと。普段のライブが。でも、おやすみホログラムがオガワさんの「fake」であっても、私はこのshowで装飾をちゃんとコンセプトに沿うように果たしたいと思ったんですよ。すごいエゴなんですけど。私の。ただ私が「ちゃんと装飾やった方がいい!」って言って決めただけだから。
キタ まあ、あとその当時は美術やりたい欲も八月ちゃんの中にはおそらくあったよね。

※注 その当時の美術系トークを参考までに。

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八月 うん、あったかもしれない。それもまた「fake」の話に繋がるかもしれないんですけどー。オガワさんの作った曲を普段歌ったりとかしてるから、おやすみホログラムで「八月ちゃん」として演じてて、それがすべて八月ちゃんの仕事になっちゃうんですよ。オガワさんの曲を歌うことだけが。だけど、私は美大卒業間近に八月ちゃんとしてやっていくと決めたので、八月ちゃん自身が私の作品だということでいまも活動してるんですけども。私は「八月ちゃん」を作ったけども、人の作ったものだけをやってていいのかなっていう思いがあって。超個人的に、自分のプライドとして、そこがよくないって思ってたんだと思う。もちろんおやすみホログラムとしては全力でやってるんだよ? でも私も何か作ることをしたいし、歌を歌う以外でもおやすみホログラムに関われたらなって、ワガママ的なそういう気持ちが出てきて。だから「やらせてください」って言って、装飾をやるためにこの二人に声をかけたという感じですかね。
キタ 動機だね。
八月 そう、動機の部分。
キタ どこに着地するのかと思ったら(笑)
八月 そう、どぉーき!です(笑)

******

 

 以上が開始から30分ほど経過するまでのトークの記録です。オガワさんの語る「fake a show」のコンセプトの話が聞けてたことが収穫でした。それを承けての八月ちゃんのお話も面白かった・・・。相変わらず、言葉のチョイスがポンコツな部分もありますが、それも味ということで。

 私は、「fake a show」を観た直後に感想のような解釈のような記事をすぐに書いたのですが、その時書いたことは的外れではなかったのかもしれないと、答え合わせをしているような気持ちになりました。「アイドルシーンにオリジナルなものは無い」というオガワさんの見立てには私も同意見で、みんながみんな「オリジナルなきコピー」であるかのような様相を呈している気がします。私見では、おやすみホログラムはアイドルの「ふりをしている(fake)」ユニットなのだと思って楽しんでいます。オガワさんはボードリヤールを意識しているのかしら。オガワさんなりの批評的身振りとして「fake a show」は構想されたのかもしれません。

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シミュラークルとシミュレーション (叢書・ウニベルシタス)

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 この、様々な思惑が絡み合った3rdワンマンがあったからこそ、先日のおやすみホログラムバンドを従えた4thワンマンでグループは更なる進化を遂げて、シンプルかつ爽快な素晴らしいライブを行うことができたのだと思います。早くバンドのアルバムを聴きたい・・・。当日のMCによると今年中にリリースするとのことで、ワクワクが止まらない!!

 ちなみに、4thワンマンについては宗像明将氏がまとまった文章を書かれています。

 

トークの続きは近日中にアップできればと思っています★